サッカーJ1の横浜F・マリノスは経理を担当していた社員が平成24年からの7年間でおよそ3300万円を着服したとして懲戒解雇にしました。

F・マリノスによりますと、この社員は平成18年から経理を担当し、平成24年からの7年間にわたって「契約書に貼る」などとだまして、購入させた収入印紙を換金し合わせておよそ3300万円を着服したということです。

ほかの部署に異動になったことし1月以降も同じような手口で収入印紙を持ち出していたことから、経理担当の別の社員が不正に気づき、クラブで調べた結果、着服を認めたため、ことし4月に懲戒解雇したということです。

社員は「高級クラブでの飲食代や、デパートでの大量購入などに使った」と話しているということです。

この社員はクラブ側と全額返済に合意したため、刑事告訴はしないということです。

F・マリノスの黒澤良二社長は「ファンの皆さんに心配をかけてしまった。業務上の手続きのチェック機能を強化し、再発防止に努めたい」と話しています。

またJリーグはF・マリノスに対して管理が不十分だったとして制裁金300万円などの処分を出しました。

2018年11月20日 20時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181120/k10011717871000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004