セクシュアリティー(性のあり方)にとらわれず、誰もが気軽に来られて、つながれる――。そんな居場所をつくろうと、LGBTの当事者たちが足湯カフェ「どん浴」を22日、東京都新宿区新宿2丁目にオープンする。当事者らは「家族などLGBT以外の人にも来てもらい、理解が深まれば」と話している。

 経営するのは、大路(おおじ)香里さん(33)、長村(ながむら)さと子さん(35)、泉けいさん(31)。3人は長村さんが営む別の飲食店で知り合った友人同士で、LGBTの当事者であると自認する。

 店は多様なセクシュアリティーを受け入れてきた新宿2丁目のマンション一室に構える。「他人とも何かを共有すると仲良くなりやすい」と心身ともにほっこりできる足湯を設置。一人で悩む学生らも来やすいように日中も営業する。店名には、お互いのことを貪欲(どんよく)に聞けるように、との願いを込めた。開店の資金集めにはインターネットで寄付を募るクラウドファンディングを活用し、約2カ月で全国124人から171万円が集まった。

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