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雌阿寒岳で火山性地震増加 直ちに噴火する兆候はなし 北海道
2018年11月23日 4時25分

北海道の雌阿寒岳で火山性の地震が増えています。気象台は、直ちに噴火する兆候はないとして噴火警戒レベル1を継続したうえで、火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

気象台の観測によりますと、北海道東部の雌阿寒岳では、今月20日からポンマチネシリ火口付近の浅いところを震源とする規模の小さな地震が増加しています。

地震の回数は今月20日が28回、21日が158回、22日が271回、23日の午前2時までに67回となっています。火山性地震が1日で200回を超えたのは平成27年4月以来です。

一方で火山性微動のほか、地殻変動や噴煙の特段の変化は観測されていないということです。

気象台は火山活動が高まっているものの直ちに噴火にする兆候は見られないとして、噴火警戒レベル1を継続したうえで、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

雌阿寒岳では、平成27年にも火山性地震が増加し、噴火警戒レベルが、一時、「火口周辺規制」を示すレベル2に上げられています。