国際捕鯨委員会(IWC)の日本政府代表を務める森下丈二東京海洋大教授は、23日までに共同通信のインタビューに応じ、日本が目指す商業捕鯨再開を巡り「このままずるずると(協議の続行は)やるべきではない」と述べ、結果が出ない交渉の中止を訴えた。政府は商業捕鯨再開に向け、IWC脱退を含めた対応を模索している。

政府の方針を策定する立場にはないとして具体的な見解は明らかにしなかったが「結果が出ないところで(IWCに)残っているのは無策。何かするべきだ」と指摘した。

9月の総会で日本は商業捕鯨の再開を含む改革案を提示したが、反対多数で否決。脱退の可能性に言及した。

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