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北アルプス 焼岳で火山性地震が増加 噴火警戒レベル1は継続
2018年11月23日 20時48分

長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳で、22日から火山性地震が増加しています。気象庁は、噴火警戒レベル1を継続したうえで、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、北アルプスの焼岳では、22日から山頂の北西1キロから2キロ付近を震源とする火山性地震が増え、22日は61回観測されたほか、23日はさらに増加し、午後7時までに428回観測されました。

さらに、23日午後7時23分ごろには、マグニチュード1.8の火山性とみられる地震があり、岐阜県高山市で震度1の揺れを観測しました。

これまでのところ、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動や、地殻変動、それに、噴煙の状況に特段の変化はみられないということです。

気象庁は、焼岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続し、今後の火山活動の推移に加え、山頂付近では噴気や火山ガスの噴出に注意するよう呼びかけています。