0332名無しさん@1周年
2018/11/24(土) 02:14:46.40ID:6VbwfIMa0走り始めたカジノ「なぜ良さが分からぬ」(ルポ迫真)
昨年12月24日のクリスマスイブ。
首相の安倍晋三(62)が昼食相手に選んだのは、
日本維新の会の法律政策顧問で前大阪市長の橋下徹(47)だった。
話題の中心はカジノを含む統合型リゾート(IR)。
維新代表で大阪府知事の松井一郎(52)、官房長官の菅義偉(68)も同席し、
カジノ推進の4人が顔をそろえた。
「ご協力をお願いしたい」。安倍はその場で維新の2人に頭を下げた。
今後は政府がカジノ運営の制度を定める実施法案をつくる。
ギャンブル依存症などの懸念で反対論はあるが、
これまでも、そしてこれからも4人でカジノを進める――。
結束を確認する場だった。
「なぜ早くできないんだろう」「なんでこの良さが分からないんだ」。
安倍は周囲に繰り返していた。投資や雇用、観光振興も見込めるからだ。
転機は昨年7月30日。やはり4人の会談だった。
安倍が「カジノは次の国会が焦点だ。ぜひご協力お願いします」と橋下に頼んだ。
「与党で消極的な人もいますよね?」。橋下が尋ねると、菅が身を乗り出した。
「私が公明党と話す」。説得役が決まり、動き始めた。
一方、維新は地盤の大阪でいち早く動いた。
「大阪によく来てくれましたな」。昨年10月、大阪府庁の知事室。
松井は米カジノ運営大手、ラスベガス・サンズ傘下の
マリーナベイ・サンズ(シンガポール)社長の
ジョージ・タナシェヴィッチ(55)を歓迎した。
「いかなる案件でも素晴らしいカジノを運営できる」。
タナシェヴィッチは約3センチメートルの厚さの企画書を手に、
カジノや数千室を備えるホテル計画などを熱心に説明した。
昨年11月1日には米MGMリゾーツ・インターナショナル社長、
ビル・ホーンバックルも松井を訪ね、大阪進出への希望を伝えた。
政府は6日、安倍をトップとする推進本部の準備室を設置した。
菅は周囲に「大阪には土地がある。万博とセットで大阪は活性化する」と説く。
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