https://38news.jp/economy/11527

経済評論家の高橋洋一氏は、
この問題に関して詳しく調べもせずに、
「水道事業の民間委託は『民営化』の成功モデルになる」
などという無責任なヨイショ記事を書いています。
http://diamond.jp/articles/-/155402?page=4

消費増税に反対していたこの人が、
すっかり御用学者ぶりを発揮しているわけです。
彼は、反対論者の提出する「弊害」例はボリビアなど、
最貧国に近い極端な例ばかりで日本とは比較にならない
と論じていますが、
そんなことはありません。
南米では、ボリビアだけでなく、アルゼンチン、ペルー、
ウルグアイなど、民間企業が失敗したところは
極めて広範囲にわたっています。
https://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/section2/2007/05/post-246.html

先ほどのパリの例でも明らかなように、
これらの民間企業は、
先進国の都市部で失敗が続き撤退したからこそ、
グローバル資本を利用して、
弱小国や日本のような免疫のない国を
狙い撃ちしているのです。
また上述の再公営化を決めた180の自治体の中には、
ドイツのベルリンやマレーシアのクアラルンプール
などの首都も含まれています。