大麻を含んだ固形物を密輸入しようとした上、自宅で大麻草を所持したとして、関税法違反と大麻取締法違反の罪に問われた日刊スポーツ新聞西日本の元社員辻本崇之被告(46)=神戸市東灘区=の判決公判が28日、神戸地裁であり、国分史子裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

判決などによると、同社員だった8月に大麻を含む固形物2個を米国から密輸入しようとし、9月10日には自宅で大麻草約0・6グラムを所持した。国分裁判官は「大麻入り食品を市販の菓子類に似せて包むなど隠す方法は巧妙」と指摘した。

同社は16日付で辻本被告を解雇。同社経営企画本部は「有罪判決を重く受け止め、深くお詫びする。法令順守を徹底していく」とコメントした。

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