0001みつを ★
2018/11/30(金) 04:40:56.35ID:CAP_USER9平成の30年間 書籍ベストセラーから見えるものは
2018年11月30日 4時01分
この1年間に売れた本が発表されたことで、平成の30年間のベストセラーが出そろいました。上位作を振り返ってみると、「消費税」から「超高齢社会」に至るその時の社会の世相や流行がかいま見えてきます。
平成元年 「消費税」に「吉本ばなな」
平成元年に初めて導入された消費税。この年のノンフィクション部門では、1位と2位に消費税の解説本がランクインしています。
また、平成最初のベストセラー作家は吉本ばななさんでした。この年のフィクション部門で、1位の『TUGUMI』、2位の『キッチン』と上位を独占します。
特に若い女性の読者に支持され、デビューまもなくして、一躍人気作家となりました。
海外作品もランクイン
海外の作家もたびたび登場しています。
平成2年のフィクション部門1位は、アメリカの小説家、シドニィ・シェルダンさんの『真夜中は別の顔』。その後も『血族』『明け方の夢』と3年連続で1位となる人気ぶりでした。
このほかにも『マディソン郡の橋』が平成5年から2年連続で3位、『フォレスト・ガンプ』が平成7年の3位になるなど、大ヒットした映画の原作小説もランク入りしています。
さくらももこさんのエッセーも
平成3年のノンフィクション部門の2位となったのが、ことし亡くなった、さくらももこさんのエッセー、『もものかんづめ』。
さくらさんは翌年にも『さるのこしかけ』が2位に入っています。当時はテレビアニメ版の「ちびまる子ちゃん」の放送が始まった時期で、「ちびまる子ちゃん(現象)」は、平成2年の新語・流行語大賞(流行語部門)にも選ばれました。
平成9年 失楽園が大ヒット
平成9年に1位となったのが『失楽園』。渡辺淳一さんによる大人の不倫を描いた恋愛小説で、映画化もされて大ヒットしました。
不倫することを指した「失楽園(する)」という言葉は、この年の新語・流行語大賞で年間大賞にもなりました。
また、この時期に国民的アイドルグループとして人気を集めていたのが、おととし解散したSMAP。テレビ番組で披露した料理のレシピ本が、この年から2年連続で2位に入っています。
平成11年 『五体不満足』が600万部
平成11年の1位は、乙武洋匡さんの『五体不満足』。生まれつき、手足のない乙武さんが、早稲田大学在学中に自身の半生をつづったこの本は、前向きに生きるメッセージが多くの読者に届き、累計発行部数600万部という驚異的なヒットとなります。
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