>>281
この民営化の流れを作り出したのは、1980年代のレーガン・サッチャー・中曽根の小さな政府論、
そのための民営化、規制緩和、市場原理主義へと遡る。

世界銀行や、国際通貨基金IMFなどの国際金融機関は、途上国への融資条件として水道部門の民営化
をあげ、中南米などで水道事業が民営化されていった。
そこに乗り込んでいったのが、ウォーターバロンと言われる三社である。その結末は上記の通りで、
暴動までおこる騒ぎとなった。現在の中南米では、水道事業は再公営化の流れにあるようです

全くおかしいと思うのは、彼らが、市場での利益(私益)のために、水道事業の民営化という
世界世論を作り出し、安全な水を手に入れるためには高いコストもやむをえないということを
世界に認めさせ、水資源を支配し莫大な利益をあげていることだ。
(世銀やIMFも一企業にすぎない彼らをバックアップしている。欧米の多国籍企業が、
現在の世界システムを作り出していることをうかがわせる。)