身寄りがなく死亡した男性が残した現金を横領した疑いで、岐阜県高山市の職員が逮捕されました。金の一部は公用車に隠され、タイヤ交換で車検証を探した際に事件が発覚しました。

 「誠に申し訳ございませんでした」(高山市 國島芳明市長)

 岐阜県高山市福祉課の主事・富本成結容疑者(32)は、身寄りがなく死亡した88歳の男性の遺留金およそ868万円を横領した疑いで、3日に逮捕されました。警察が高山市に渡した男性の遺留金はおよそ915万円で、富本容疑者は、47万円を市役所の保管庫に入れた後、残りを横領していたとみられています。

 高山市によりますと、先月30日、およそ200万円が市の公用車の中で見つかり、横領が発覚したということです。

 「冬タイヤに交換するということで、車検証の入っているコンソールボックスを開けたところ、現金が見つかった」(高山市の会見)

 富本容疑者は、取り調べに対し容疑を認めているということです。(04日14:58)

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