ズワイガニ資源減少考える研修会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20181204/3020000486.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ズワイガニの資源量が3年後には半分に減るとの見通しを受け、漁業や流通の関係者が
今後の対策を考える研修会が4日、金沢市で開かれました。

金沢市が初めて開いた研修会には、漁業関係者のほか、流通業者や飲食店の関係者など約50人が参加しました。
はじめに、日本海区水産研究所の上田祐司資源生態グループ長が、ことし5月と6月に
能登半島沖から山陰沖にかけての海域で行った調査結果について、親のズワイガニの資源量は
これまでの調査結果と比べて大きく減っていないものの、稚ガニの資源量は大幅に減っていると説明しました。

そして現在は約2万2千トンと見込まれるズワイガニの資源量が、3年後の2021年には
およそ半分ほどにまで減少する見通しだと話しました。

参加者からは、なぜ稚ガニが減ったのかといった質問が出され、
上田グループ長は、詳しい理由は分からないとした上で、
「ふ化したカニが海底に定着するのに海流が影響している可能性があり、
今後、海流の動きなどを詳しく調べる必要がある」と答えていました。

研修会に参加した料亭の関係者は
「カニを目当てに来る人も多いので、資源の減少が見込まれるのは心配だ。
自然環境や漁業資源について考えるきっかけになればいいと思う」
と話していました。

12/04 19:36