自殺遺族“指導員が学校やめろ”
(にいがた県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181205/1030005999.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

県の職業能力開発校に通っていた25歳の男性が自殺した問題で、遺族が5日記者会見し、
自殺のあと、遺族と県の担当者とが一緒に行った当時の同級生への聞き取りで、
指導員が「学校を辞めろ」などと発言していたと明らかにしました。

この問題は、新潟市の25歳の男性が、県の職業能力開発校である
「県立新潟テクノスクール」に通っていた平成23年に、当時の指導員から暴言などを受けたとして、
卒業後に謝罪を求めていましたが、去年7月に自殺したものです。

これについて、男性の遺族らが5日記者会見し、母親は
「本当にひどいことをされてどんなに苦しい思いをしたかと思うと
胸が締め付けられる。許すことができない」と話しました。
そして、男性の遺書を明らかにしました。
この中では、
「たび重なる暴言や悪口を言われ5年以上経った今でも僕の心の中に突き刺さっている。
どうか警察の方は、後の事を宜しくお願いします」
と書かれています。

さらに、遺族と県の担当者とがことしに入って一緒に行った
当時の9人の同級生への聞き取りの内容を明らかにしました。
それによりますと、指導員は男性に対し、「学校をやめろ」などと発言し
日常的にたたかれていたほか、さらにクラス全員の前で、男性1人で
話しをさせる行為もあったということで、聞き取りに応じた同級生の多くは
「男性へのあたりがきつく、指導員の行為はいじめだと思った」と話したということです。

このほか男性が指導員からの暴言などについて県に電話で訴えた際に、県が
「苦情」として扱っていたことが県が遺族に渡した文書で明らかになったと指摘しました。

これに対し、テクノスクールを所管する県の職業能力開発課も記者会見し
「現在、遺族からの情報提供も踏まえて経緯を再調査している」と述べました。

県の職業能力開発校の卒業生で新潟市の25歳の男性が自殺したことについて、花角知事は、
「遺族が求めている第三者委員会の設置については今後検討していくことになる。
県としても事実関係を調べるべき点はあるが、若い方が亡くなられたことは大変残念に思う」
と述べました。

12/05 18:54