順天堂大(東京)の第三者委員会(委員長=吉岡桂輔弁護士)が、同大の医学部の一般入試で、女子や浪人回数の多い受験生が差別されていたことを認める調査結果をまとめたことが関係者の話でわかった。第三者委はこうした差別を「不適切」と認定。同大は来週にも報告書の内容と今後の対応を公表する見通し。

 同大の一般入試は、主に学力を測る1次試験と、面接と小論文の2次試験で実施される。今年は4151人が受験し、男子239人(合格率10・1%)、女子93人(同5・2%)が合格した。文部科学省の調査では、過去6年間の平均合格率で同大は男子9・2%、女子5・5%。男女に1・67倍の開きがあり、全国81大学の中で最も差が大きかった。

読売新聞 2018年12月6日 06時01分
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