https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181205/k10011735731000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_025

News Up あなたの街は何タウン?超多国籍都市“トーキョー”
2018年12月5日 20時03分外国人材

「近所にそんなに多くの外国人が住んでるって知らなかった!」

住民の8人の1人が外国人となった新宿区で取材中に聞いた声です。確かに記者もふだん周りにどのような人が住んでいるのかあまり気にしたことはありませんでした。そこで東京23区の外国人住民について調べてみました。そこから見えてきた東京の姿とは?(ネットワーク報道部記者 國仲真一郎 伊賀亮人/テクニカルディレクター 斉藤一成)。

世界の9割の国の人が集まる都市

東京23区にはことし1月時点で43万9000人の外国人住民が住んでいます。これは日本に住む外国人の17%余りにあたります。

今回は東京都が公表している、各区に住む外国人を国籍別にまとめたデータを分析しました。


色が塗られた場所はその国・地域の人が23区に住んでいるところです。人数ごとに色を分けて表示していて、濃い国・地域ほど多くの人が23区に住んでいることを示しています。

※オープンデータ「Natural Earth」を利用したため、紛争中の国などが表示されていません
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181205/K10011735731_1812051919_1812051936_01_03.jpg

日本を除く世界196の国と地域のうち、なんと9割を超える182の国と地域の人が住んでいて、地図で見ても、ほぼ世界中を網羅しています。

住んでいないのは、モナコ・赤道ギニア・セントビンセント・キリバスなどいくつかの国だけで非常に多国籍な都市であることがわかります。

意外な国の人も増えている?

ことし1月時点で23区内に住んでいる外国人を国籍別にみると、下の表のようになります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181205/K10011735731_1812051736_1812051800_01_04.jpg


一方、それぞれの国の人が5年間でどれくらい増えているのか分析するとー。

1位はブータンで15.8倍、
2位がベトナムで7.3倍、
3位はウズベキスタンで5.7倍、
4位スリランカで3.6倍、
5位ネパールが3倍と続きます。
(住民が50人より少ない国の人は除く)

例えばブータンは、ことし1月時点の住民が79人と全体の数が少ないため、増加率としては大きくなりますが、意外な感じもする国の人も増えていることがわかります。
(リンク先に続きあり)