12月07日 12時31分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181207/0022300.html
大手証券会社SMBC日興証券の元社員が、顧客の口座からおよそ2400万円を別の口座に移してだまし取ったとして逮捕されました。
警視庁は、およそ70人の顧客の口座から1億円あまりをだまし取っていたとみて調べています。

逮捕されたのは、SMBC日興証券吉祥寺支店の元総務課長、小川猛容疑者(59)です。
警視庁によりますと、小川容疑者は、平成24年から25年にかけて顧客12人の口座からあわせて2400万円をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
当時勤務していた支店の端末を操作し、長期間取り引きがない顧客の口座から現金を勝手に別の口座に移して引き出していたということです。
警視庁によりますと調べに対して容疑を認め「生活費や借金の返済に使った」などと供述しているということです。
警視庁は、同じ様な手口でおよそ70人の顧客の口座からあわせて1億円あまりをだまし取っていたとみて調べています。
SMBC日興証券は小川容疑者を懲戒解雇していて、「ご心配とご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます。全社を挙げて再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています