ジャパンディスプレイ(JDI)は4日、西日本鉄道グループなどと開発した「スマートバス停」を発表した。JDIは消費電力が極めて小さく、太陽光発電と内蔵バッテリーで駆動するディスプレーを提供。バス停への電源敷設が不要で、災害時でも稼働できるのが特長だ。実証実験中の北九州市で2019年以降、最大約2000カ所のバス停に導入していく。

 JDIは4日、新製品発表会を開催し、この中でスマートバス停を披露した。JDIが供給する32インチの液晶ディスプレーは、通信によって時刻表など画面情報を書き換えることができ、広告、地域情報、災害時の避難所への誘導表示などにも活用できる。

 JDIは、売り上げの大半を米アップルなどのスマートフォン向け液晶に頼っている。記者会見した伊藤嘉明常務執行役員は「モバイル一辺倒から新しいことをやる必要がある」と話し、新たな製品開発に注力していく考えを強調した。

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