兵庫県豊岡市九日市上町の女代神社でこのほど、境内の樹木に冬支度が施された。赤く色づき、境内の中でもひときわ存在感が際立つドウダンツツジにも、雪の重みに負けないよう、枝を支える縄を使った「雪囲い」を、氏子が2人がかりで取り付けた。万全の準備で、冬本番を迎える。

 同神社によると、ドウダンツツジは少なくとも樹齢100年以上。高さは約2・5メートルで、傘のような美しい枝ぶりが特徴で、今年は11月初旬から色づき始めたという。例年この時期、境内の松2本と合わせ、氏子らが冬支度をしている。

 今年は1日午前に作業を実施。ツツジは年々成長しており、枝を支える縄の数を増やして対応しているという。同神社の坪内久貴宮司(62)は「真偽は定かではないが、今年は(大雪を予言するという)カメムシも多い。美しい境内で楽しく初詣をしてもらいたい」と話す。


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神戸新聞NEXT 2018/12/11 20:00
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