仕事で知り合った17歳の少女にみだらな行為をしたとして、岐阜県警は12日、警察署勤務の男性巡査部長(47)を県青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。「(みだらな行為をすることが)少女の支えになっていると、誤った認識を持つようになった」などと話しているという。

 書類送検容疑は、7月3日午後5時半から同6時ごろの間に、警察車両内で、少女が18歳未満と知りながら、みだらな行為をした疑い。巡査部長は4月ごろにも同様の行為をしたという。

 県警監察課によると、少女の家出の保護をきっかけに、2人は2016年初旬に知り合い、少女はその後も署に電話したり、訪問したりしていた。当初は複数人で応対していたが、17年2月ごろから巡査部長が単独で応対するケースがあり、署内や警察車両でハグなどをするようになったという。少女の知人の情報提供で、一度は上司が口頭で指導していた。

 佐名健太首席監察官は「あってはならないこと。深くおわび申し上げる」と話した。

 監督責任として、巡査部長が勤務する署の生活安全課長(43)ら5人も本部長訓戒処分などとした。

2018年12月13日 08:34
岐阜新聞
https://www.gifu-np.co.jp/news/20181213/20181213-98086.html