日産自動車が、前代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者の後任について、当面は選出を見送る方針を固めたことが14日分かった。ゴーン容疑者の処遇に対する判断を見送っているフランス自動車大手ルノーに配慮したとみられる。

 当初は17日夕方に開く取締役会で決める予定だった。西川広人社長が暫定的に会長職に就く案を中心に調整していた。

 ゴーン容疑者がワンマンで運営してきた不透明な企業統治の立て直しを優先すべきだという判断も影響した。

2018/12/14 22:26
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