12/16(日) 10:57配信
Web東奥

 6日朝に青森県外ケ浜町三厩で住宅など8棟を焼く火災が発生して1週間以上たったが、15日現在、火元の住家で1人で暮らしていた無職の男性(73)の行方が分かっていない。火災現場や周辺からは見つからず、警察や消防は「こんなに行方が分からないのは珍しい」と声をそろえ、出火当時、家にいなかった−との見方を強めている。家族や近隣住民は男性の無事を願っている。

 「連絡が付いていない。どうしたらいいのか。何か手掛かりを」。男性の息子(39)=青森市=は、取材に対し切実に訴えた。

 警察には火災の2日後に捜索願を出した。消防からは「行方不明」として処理すると説明を受けた。「とにかく早く見つかってほしい」と無事を祈る。

 関係者の話を総合すると、男性は足腰が悪く一人で遠くに行けない状態。車は持っていないという。携帯電話を持っているが火災直後から今も通じない状態だ。捜査関係者は「現場や周辺を調べたが手掛かりは何もなかった。1週間も行方が分からないのは珍しい」と首をひねる。

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