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ダイキン工業 100億円規模拠出し東大と産学連携へ
2018年12月17日 16時39分教育

空調機器大手の「ダイキン工業」は、空気に関係する最先端の技術開発や人材の育成を進めるため、100億円規模を拠出して、東京大学と産学連携を進めることになりました。

ダイキンは、17日、東京大学との間で産学連携を進める協定を結びました。具体的には、両者がそれぞれの拠点で人材交流を進め、ダイキン側は、世界各地で学生のインターンシップを受け入れます。

また、環境問題の重要さが増す中で、空気をテーマに、AI=人工知能などを用いた最先端の技術の研究や開発に取り組むことにしています。

さらに、大学発のベンチャー企業に対して両者が資金や人材面で支援し、革新的な技術を生み出していきたいとしています。

連携する期間は今月から10年間とし、ダイキンは、100億円規模と、国内の産学連携では最大規模の資金を拠出するとしています。

17日、都内で開かれた記者会見でダイキン工業の井上礼之会長は「知の集積とも言える東京大学との連携は、自前主義から脱却して新たな領域に打って出るチャンスになる。真のイノベーションの実現に挑戦していきたい」と話し、東京大学の五神真学長は「大規模な連携を必ず実現させることで、日本全体の変革を促す引き金にしていきたい」と話していました。