ことし日本を訪れた外国人旅行者が、18日初めて3000万人を突破しました。台風や北海道の地震など相次いだ災害で一時、落ち込みましたが、その後順調に回復し過去最高を更新しました。

ことし、日本を訪れた外国人旅行者は、台風21号による関西空港の閉鎖や北海道の地震など相次いだ災害で、一時、落ち込みました。

しかし、その後は順調に回復して、10月までで2600万人余りと過去最高を記録した去年を上回るペースで推移し、18日、初めて3000万人を突破して過去最高を更新しました。

外国人旅行者の数は、平成25年に、当時、目標として掲げていた「年間1000万人」を超え、その後、わずか5年で3倍に増えたことになります。

外国人旅行者の国内での消費金額は、去年、初めて4兆円を超えるなど地域への経済効果も大きくなっていて、政府は、2020年に年間4000万人まで増やすことを目指しています。

石井国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で、「幅広い国や地域からの外国人旅行者を確実に増やし地方にも来てもらうことが課題だ。官民が一体となってさらに取り組みを進めたい」と述べました。

2018年12月18日 15時29分
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