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爆発30分前からガス抜き 短時間で室内充満か 札幌 爆発事故
2018年12月19日 4時36分

札幌市で今月16日に起きた爆発で、不動産会社の従業員が室内で除菌消臭用のスプレー缶のガスを抜く作業を始めたのは、爆発の30分ほど前だったことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は約120本分のガスが短時間で一気に室内に充満し、爆発につながったとみて調べています。

今月16日夜、札幌市豊平区で爆発があり、居酒屋や不動産会社の店舗などが入る建物が全焼して居酒屋の客など42人がけがをしました。

不動産会社の男性従業員は「廃棄処分する除菌消臭用のスプレー缶約120本を室内でまいた」と話しているということですが、従業員がガスを抜く作業を始めたのは、爆発の30分ほど前だったことが捜査関係者への取材でわかりました。

また、不動産会社の別の関係者は、警察や消防に対し「従業員は白い煙が充満したため、いちど部屋の外に出た。その後、手を洗うために再び部屋に戻ったあとで爆発が起きた」と説明しているということです。

警察は約120本分のガスが短時間で一気に室内に充満し、爆発につながったとみて当時の状況を調べています。