水道事業委託の業者に削除要請

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20181221/3020000627.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

金沢市から水道料金の徴収などを委託されているフランスの大手水道会社の日本法人が、
ホームページに営業所の所在地として金沢市企業局の住所を掲載していたことがわかり、
金沢市は不適切だとして削除するよう要請しました。

金沢市は、おととし2月からフランスの大手水道会社の、「ヴェオリア・ジェネッツ」社の日本法人に
ガスや水道・下水道料金の徴収を委託していて、市役所と企業局の窓口に社員が常駐して業務しています。

この会社がホームページに営業所の所在地として、金沢市広岡にある金沢市企業局の住所を
掲載していたことが、12月4日、市民からの指摘で明らかになりました。
これを受け金沢市企業局は、営業所として窓口を提供しているのではなく不適切だとして、
この会社に対し削除するよう要請し、すでに削除されたということです。

金沢市企業局は、
「実態と異なる記載をされてしまったことは大変遺憾です。
厳重注意をした上で削除要請し公の場だということを理解してもらった。
今後、このようなことがないようにしたい」とコメントしています。

「ヴェオリア・ジェネッツ」社日本法人のホームページによりますと、
173の自治体から水道料金の徴収業務を委託を受けているということです。

金沢市は民間の会社は専門的なノウハウを持ち効率的に業務を行えるとして
おととし業務委託に踏み切りました。
金沢市によりますと、ガスや水道や下水道料金の徴収にかかる費用は、年間およそ5600万円ですが
業務委託することでおよそ4700万円と、額にして900万円率にして16%削減出来るということです。

水道事業をめぐっては施設の老朽化や人口減少にともなって経営状況の悪化が心配され、
12月の国会で民間の参入を促す改正水道法が成立しました。

宮城県や浜松市が水道事業の運営権を民間事業者に売却する方式の導入を検討していますが、
金沢市の山野市長は「安心安全の観点からいまのところ導入は考えていない」としています。

12/21 13:06