川崎市消防局は22日、麻生消防署柿生出張所(同市麻生区)の救急車が、出動先で意識を失って倒れていた搬送対象の50代男性に接触し、けがをさせたと発表した。男性は左足甲を骨折する軽傷。

 市消防局によると、同日午前0時10分ごろ、神奈川県警麻生署柿生交番(麻生区上麻生)から「交番前で男性が倒れ、酩酊(めいてい)状態で意識がない」などとする搬送要請があり、救急車が出動。現場で道路脇に車を寄せた際、あおむけで倒れていた男性の左足を左後輪でひいたという。

 運転していた50代の男性隊員は「目視で確認していたが、当たってしまった」と話しているという。事故後は別の救急車が男性を近くの病院に搬送した。

 事故を受け、同市の原悟志消防局長は同日、「深くおわびし、事故防止対策を徹底して再発防止に努める」などとコメントした。

産経ニュース 2018年12月22日 18時20分
http://news.livedoor.com/article/detail/15779315/