新潟大生ひき逃げ 執行猶予判決

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181226/1030006222.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

新潟大学医学部の女子学生が車にはねられて死亡した事件の裁判で、新潟地方裁判所は、
ひき逃げなどの罪に問われた53歳の男に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

新潟市中央区の大島剛被告(53)はことし5月、新潟大学医学部の学生だった
土屋みくさん(当時25歳)を車ではねて死亡させ、そのまま逃げたとして
ひき逃げと過失運転致死の罪に問われています。
大島被告はこれまでの裁判で「岩か何かにぶつかったと思い、人とは認識しなかった」
としてひき逃げの罪は否認していました。

26日の判決で新潟地方裁判所の島尻大志裁判官は
「事故現場付近は住宅街で、人が存在することは十分あり得る状況だ。
車の複数部分が破損し、被告が、人に衝突したかもしれないと認識できたと強く認められる」
と指摘し、ひき逃げの罪を認めました。

そのうえで、前科がないなどとして懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

判決後、父親の秀明さんは
「人の命を助ける仕事を目指していた娘なので、救護義務違反を認めて頂いたこの判決で、
ひき逃げが少しでもなくなり、人の命を助けるものになれば娘も喜ぶと思います」
と話していました。

12/26 15:55