「だいじょぶかな」「いっちゃえ」はとんでもないことだ。
一発で、この女子中学生のように意識不明の重体となったり、即死したりする。
はねられたときの彼女の激痛はどんなだったか、創造に余りある。
いくらそれまで病気ひとつしたことのない健康なからだであったとしても、また、いくら順調、順風な学業、職業の人生を送ってきたとしても一瞬で台なしになり、終了する。
奇跡のようなからだの仕組みで人間は生かされている。人間などかんたんに死んでしまう。
せっかく、この世にひととして生まれてきた。
つまらないことで早死にするのはもったいない。病気になって「寿命」で死にたいものだ。