今回の件と関係する豆知識

●日韓漁業協定
(旧協定)
1965年に日本と韓国との国交樹立と同時に、日韓漁業協定は締結された。
この協定の目的は、1952年1月18日に韓国によって一方的に宣言された「李承晩ライン」を廃止し、
それに代わるものとして、「漁業の発展のために相互に協力しよう」という趣旨

(新協定)
1998年11月28日に署名が行われ、1999年1月22日、発効した。
1996年に発効した国連海洋法条約の趣旨を踏まえて、排他的経済水域(EEZ)を設定。
自国のEEZ内では、操業条件を決め、違法操業の取り締まりに関する権限をそれぞれ有することとなった。
竹島に関しては、日韓双方が領有権を主張したことから、竹島をないものとした海域の中間線付近に暫定水域を設置。
両国がそれぞれのルールに従い操業するとともに、日韓漁業共同委員会を設置し、操業条件や資源保護を協議、勧告することとされた。

◇日韓暫定水域図◇
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/thumb/c/cf/Japan_Korea_provisional_zone_J.svg/400px-Japan_Korea_provisional_zone_J.svg.png

★重要ポイント★
・中間線を引く際、竹島を存在しないものとした(日本への配慮)

・暫定水域については、中間線よりも日本側に広くとった(韓国の利益)

●現状
新協定は2016年7月以降失効中
(理由は韓国漁船の違法操業が多過ぎるのに、
韓国側が「日本が勝手に取り締まればいいニダ」と対策取る気ゼロのため)

元々、日本の漁業にとっては不利な協定なので、日本は協定再開に積極的ではなく、韓国側は再開出来ずイライラしてる

今回のレーダー照射も、EEZ内の漁業に対するフラストレーションから来てる可能性がある