昭和の大衆文化を彩ってきた老舗キャバレー「ハリウッド」北千住、赤羽の両店が30日、閉店した。
1960年に1号店が新橋に誕生してから58年。
最盛期には全国44店まで広がった夜の社交場は、残った2店舗の営業を終え、平成の終わりとともに幕を閉じた。

この日は両店とも午後6時半にオープン。予約客だけ入店を受け付けた。
北千住店を利用した男性は「2時間いたがずっと満席。普段と変わらない接客で、それが良かった」と店内の様子を説明。
日本で唯一残った生演奏によるショーも行われたという。

「ハリウッド」は64年に銀座に開店したホステス800人の大型店が大きな話題を呼び、ショーを見に観光客も連日訪れた。
20代の頃、同店で司会を務めていたタレントの大木凡人(73)はスポニチ本紙の取材に「残念です」と語った。
実は芸名を名付けたのが創業者で5月に86歳で死去した福富太郎氏。
1メートル80の身長と映画「007」の主人公ジェームズ・ボンド好きだったことが由来だという。
「ハリウッドは華やかでスケールが大きかった」と振り返り「キャバレー文化が薄れていくのは寂しいね」と別れを惜しんだ。

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2018年12月31日 05:30

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