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P-1の機首に登載された35mm機関砲からの超低空機銃掃射
により大爆発を起こして沈む北朝鮮船舶。北朝鮮船員の放った
銛がすれ違い様にP-1のエンジンに突き刺さり黒煙が噴き出し、
よろめきながら日本の方へと離れていく。

駆けつけた韓国海軍の全員が甲板に出て救助を見守るなか、
再び復讐するかのように突然の轟音を伴い、直上を通過する
P-1。そこで韓国海軍の艦長とパイロットの視線が交差する。
無警告で魚雷を投下してくるP-1に対し、艦長は自ら船舵を
握り、間一髪で回避する。航空機に流暢なキングス・イング
リッシュで問いかける韓国軍通信士。しかしながら航空機
は日本語交じりの超片言英語でスラングの悪態を投げつけて
来るばかり。そして無慈悲にもP-1は搭載していたトマホーク
を次々と発射、攻撃してる…!
砲術長は自ら遠隔操縦席のシートに滑り込み、迎撃の為に
STIR180を起動、電波を発射する。CIWSの射程に入らん
とする緊迫の瞬間、P-1は退避行動に移り、日本へと去って
行った。

北朝鮮の船員と抱き合い、日帝の邪悪な飛行機を撃退する
事に成功した艦は歓声に包まれる。青い統一旗が振られ、
民族の結束を象徴するような固い握手を交わす。

エンドロールでは乗っていた婦女子を救出しようとして日本軍
の銃撃により重傷を負った北朝鮮の船乗りが厳粛な音楽と共に
白い布に包まれ、水葬に付される。正装に身を包み、端正な敬礼
を受けながら、勇敢な彼の亡骸は母なる東海へと葬られる…

雄々しく戦った巡洋戦艦「広開土王」は母港を目指す…