えと入り袋を争奪する伝統行事

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20190102/6040003026.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

裸の男たちが、えとのこまが入った袋を奪いあう新年の伝統行事、
「胡四王蘇民祭」が、花巻市で行われました。

この行事は、花巻市の胡四王神社で、150年あまり前から五穀豊じょうと
無病息災を願って毎年1月2日に行われています。
2日は、県内外から50人の男が参加し、上半身裸でまず、頭から水をかぶって体を清めたあと、
たいまつを持って1キロ余り続く石の階段を上り、山の上にある神社を目指しました。

そして、およそ30分ほどで神社に着くと、十二支のこまが詰め込まれた、
布で出来た「蘇民袋」の争奪戦が始まりました。
「蘇民袋」には、ことしのえとのいのししだけでなく、すべての種類のえとのこまが365個入っています。

男たちは、およそ1時間、袋を抱えたり、激しく引っ張りあったりしながら階段を下り、
行事の決まりで、ゴール地点の鳥居をくぐった時に袋の結び目を持っていた
北上市の佐藤信一さん(43)が袋を手にしました。

参加した、花巻市の会社員、菊池勇也さんは、
「階段が急なので少し怖かったですが、袋を奪おうと必死でした。
ことし1年、健康第一で過ごしたいです」と話していました。

01/02 19:54