2019年1月5日 4時36分
元日、東京 原宿の竹下通りで車が暴走し、歩行者が次々にはねられた事件で逮捕された男が「犯行に使う道具はインターネットなどで購入した」と供述していることが分かりました。警視庁は、元日に向けて事件の計画を立てて必要な道具を買いそろえていったとみて調べています。

元日の未明、東京 渋谷区神宮前の竹下通りを軽自動車が140m暴走し、歩行者9人をはねるなどして、このうち練馬区の19歳の男子大学生が意識不明の重体になっています。

殺人未遂の疑いで逮捕された大阪 寝屋川市の職業不詳、日下部和博容疑者(21)は、明治神宮で高圧洗浄機を使って灯油を噴射させ火をつけようとしたが失敗し、竹下通りに車で突っ込んだ、と供述していますが、その後の調べに対し「犯行に使う道具はインターネットや店舗で購入した」と供述していることが分かりました。

これまでの調べで、事件に使われた車からは容器に入った20リットルの大量の灯油が見つかったほか、高圧洗浄機のノズルの先端には火をつけるための着火装置が取り付けられるなど、改造されていたことが分かっています。

警視庁は、元日に向けて事件の計画を立てて必要な道具を買いそろえていったとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190105/k10011768051000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190105/K10011768051_1901042325_1901050436_01_03.jpg