第019回国会 厚生委員会 第19号
昭和二十九年十一月二十五日(木曜日)  午後一時三十五分開

「覚せい剤密造者、国籍、性別調」というのがございますが、
これは昨年の分でございます。これによりますると、日本人が
人員において、男子が四十二、女子が二十四、合計六十六。
朝鮮人の欄、その他中国人の欄がございます。
パーセンテージを出してみますと、日本人が二七・三%に対し
まして朝鮮人が七一・九%、過半数以上を占めておることになります。
中国人が〇・八%になつております。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/019/0790/01911250790019a.html


第019回国会 厚生委員会 第48号
昭和二十九年五月二十日(木曜日)  午前十時三十八分開議

私どもの方におきましても、朝鮮人部落を何回も急襲いたしまして、相当な
量をあげておるのでありますが、やはり販売する者があることによつてつい
使つてしまう、やつてみるとなかなかいい、また一方に おいてはみえからも
これを使うというようなことから、需要者側がふえると同時に、それに基い
てどうしてもヒロポンを売る者が出て来るわけであります。

大宮市で検挙いたしましたものは、小さい古い工場を借り入れて研究室
をつくりまして、やはりエフエドリンを銀または白金の触媒によつて製造
しておつたのでありますが、これが約六万五千本程度つくつて隠しておつた。
これは元陸軍の薬剤関係に従事しておつた者で、復員してから非常に生活に
困り、苦しくなつてやつたものであります。それから北区田端町の大内某と
いうのが、これは朝鮮人が金を出しまして浦和市の常盤町の廃工場を借り
受けまして、やはり研究所をつくりまして、昨年の八月から相当な機械等
を入れましてこれをつくつております。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/019/0790/01905200790048c.htm

第19号 昭和29年11月25日

○参考人(江口見登留君)
いわゆるヒロポンの取引の場所につきまして、そういうパチンコ屋とか
或いは赤線地域などが利用されてはいないかということでございますが
、その点は傾向としては確かに、ほかの場所よりはそういう所が多いの
でございます。ドヤ街などにも踏み込んでみますと、相当多数の人が
常用しておる。そういう所が源泉になつているという事情があります
ことは、お話の通りであります。又そういう場所の中にポン窟と称せ
られるものがありまして、そこでは朝からヒロポンを打ち合うという
事情もうかがわれるような事情であります。その方面の検索は今後と
も十分にいたすつもりでございます。

○説明員(長戸寛美君) 最初のほうの、利益が非常に上るからして
、それに対して例えばパチンコ屋とか或いは赤線区域とか、そういう
ところでやつた場合には、営業停止なり営業取消をやつたらどうか、
こういう御意見でありますが、この点は主として警察庁関係かと思い
ますが、風俗営業取締規則におきまして、特別の許可条件にかからし
めておるというふうな場合には、その取消なり或いは停止は可能である
、こういうふうに考えております。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/019/0790/01911250790019a.html