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簡易宿泊所火災 たばこの火の不始末が原因か 横浜
2019年1月5日 19時03分

横浜市の簡易宿泊所から4日、火が出て、男女2人が死亡し、男性1人が意識不明の重体となっている火事で、死亡した男性の部屋の焼け跡から、灰皿として使っていた空き缶が見つかり、その周囲が最も激しく焼けていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、たばこの火の不始末が出火原因となった可能性があるとみて詳しく調べています。

4日朝、横浜市中区寿町の10階建ての簡易宿泊所、「扇荘別館」から火が出て60代とみられる男性と、80代とみられる女性が死亡したほか、8人がけがをして、このうち男性1人が意識不明の重体となっています。

警察によりますと、死亡した男性は、5階の部屋の中で倒れていたということですが、その後の調べで、部屋の焼け跡から灰皿として使っていた空き缶が見つかり、その周囲が最も激しく焼けていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

また、男性の介護を担当していたヘルパーは、警察に対し、男性は体が不自由で、ふだん寝た状態でたばこを吸う際に、空き缶を灰皿として使っていたなどと説明しているということです。

部屋には、ほかに火の気は無く、警察は、たばこの火の不始末が出火原因となった可能性があるとみて、詳しく調べるとともに、身元の確認を急いでいます。