薩摩地方でも「副振動」に注意
NHK 01月06日 02時59分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190106/5050005316.html

鹿児島県薩摩地方の沿岸では、5日夜から海面が短い周期で上下する「副振動」という現象が起きていて、枕崎市では最大で1メートルの海面変動が観測されたということです。このため気象台は係留している船舶の転覆などに注意するよう呼びかけています。

副振動は高波や津波とは異なり、海面上の気圧がわずかに振動することで起きるとされています。短時間に海面が変動したり、強い流れが起きたりするため、船舶や海上の係留物への被害が出るおそれがあります。
鹿児島県内では、奄美地方の沿岸で5日午後から副振動が起きていますが、鹿児島地方気象台によりますと、5日の午後10時ごろから薩摩地方の沿岸でも発生しているということです。
このうち枕崎市の枕崎港では午後10時40分ごろ、海面が上下する幅が最大でおよそ1メートル観測されその周期はおよそ17分となっています。
薩摩地方の6日の満潮の時刻は鹿児島港で午前7時45分、枕崎港で午前7時55分、阿久根港で午前8時27分となっていますが、気象台では干潮の時間帯などでも注意するよう呼びかけています。