安倍首相は5日、地元の山口県下関市内で開かれた自身の後援会会合で、北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉について「ここからが正念場だ。私とプーチン大統領の手で必ず終止符を打つとの決意で交渉に臨む」と述べ、今月下旬の訪露に意欲を示した。

 北朝鮮による拉致問題の解決に取り組む姿勢を強調し、「問題を解決していくためには(朝鮮労働党の)金正恩(キムジョンウン)委員長と私自身が向き合わなければならない」と語った。9日からオランダと英国を訪問することや、訪露後にスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席することも明らかにした。

 首相は5日に地元入りした。6日まで滞在し、同県長門市にある父・晋太郎元外相の墓参りなどを行う。

1/6(日) 15:54
読売新聞
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