【ニューヨーク=共同】
ソマリア政府は4日までに、内政への干渉を理由に国連のヘイソム事務総長特別代表を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外追放すると発表した。
グテレス事務総長は4日の声明で「極めて遺憾だ」と表明した。

ヘイソム氏は、昨年12月のソマリア地方選の直前、かつてイスラム過激派アルシャバーブの幹部だった候補者をソマリア当局が逮捕したことを批判。
ソマリア政府は反発し、ロイター通信によると、1月1日に追放を発表した。

ハク事務総長副報道官は「事務総長はヘイソム氏を全面的に信頼している」とする一方、ソマリア国民への支援継続のため、事務総長が近く新たな特別代表を任命すると述べた。

日本経済新聞 2019/1/5 10:31
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3967339005012019000000/