セブン銀行は2019年秋をめどに、コンビニエンスストアなどに
設置している現金自動預け払い機(ATM)で銀行口座開設の手続きを
できるようにする。顔認証による本人確認機能などを新たに搭載し、
自行だけでなく他のインターネット銀行や地方銀行などの
口座開設手続きを代行する。本人確認機能を生かした新たなサービスも
展開する方針だ。

 現在、銀行口座を開設する場合、店頭に出向かずに、ネットで手続きを
進めても、本人確認作業として身分証のコピーなどを銀行に郵送する
必要がある。不正な金融取引を防ぐために、厳格な手続きを求められて
いる。

 セブン銀が導入する新型ATMは、高性能カメラや精度の高い
スキャナーを備える。免許証など顔写真の入った身分証をスキャナーで
読み取り、ATMの前に立って顔を撮影することで、本人確認作業が
数秒で完了する。19年秋から新型ATMへの切り替えを順次進め、
20年夏までに大都市圏を中心に数千台の配置を終える予定だ。

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読売新聞(2019年01月07日 06時13分)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190106-OYT1T50068.html