赤穂高校(兵庫県赤穂市海浜町)の2年生女子3人が作った観光パンフレット「てくてくAKO」が完成した。同市御崎などで撮った写真を掲載し、女子高生の視点から、赤穂の新しい魅力を切り取った。3人は「パンフレットを手に、てくてく歩いて赤穂を好きになって」と呼び掛けている。(坂本 勝)
 亀井美希さん(17)、河野加奈実さん(16)、桶口真葵さん(16)。高校生の目線で赤穂の魅力を発信しようと、昨年8月から活動を始めた。赤穂観光協会の安田哲事務局長(48)と意見交換。「赤穂市民の日常は観光客の非日常」「観光客は非日常を求めて赤穂に来る」と聞き、何げなく通り過ぎていた風景や自然に目を凝らし、カメラを向けた。

 インスタグラムやフェイスブックのページも開設し、動画も撮影した。パンフレットには、海に沈んでいく美しい夕日や、波打ち際に立つメンバーの足元などの多数の写真を載せた。地域活性化への高校生の取り組みを応援する「アサヒ若武者育成塾」の支援を得て、東京で成果発表し、地域ブランド貢献賞を受けた。

 3人は「高校生目線の赤穂の良さや女子高生の日常が詰まっている」などと振り返った。第2弾の作製も構想し「赤穂のおいしいものやお店をいっぱい載せたい」「坂越や福浦などにも行きたい」と話した。

 A5判8ページ。無料。1万部作製。赤穂観光協会(JR播州赤穂駅2階)などに置く。同協会TEL
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