アメリカ・アリゾナ州で10年間、意識を失ったまま施設に入っている女性が先月末、出産し、警察は何者かが性的暴行を加えた疑いがあるとして捜査に乗り出しました。

 地元メディアによりますと、先月29日、アリゾナ州フェニックスにある介護施設に入所中の女性が男児を出産しました。

 女性は水難事故に遭って以来、少なくとも10年にわたり意識が回復していない状態が続いているということで、地元警察は5日、何者かが施設内で女性に性的暴行を加えた疑いがあるとして、捜査に乗り出したことを明らかにしました。

 「(Q.彼女は抵抗できなかった?)全くできません。妊娠していることを告げることもできません。(Q.産まれてきた男児は?)男児は生きていると聞いています。健康状態も良いらしいです」(事件に詳しい関係者)

 施設側は女性が妊娠していたことを認識しておらず、女性がうめき声をあげたため診察したところ、出産直前だったことがわかったということです。

 「施設で起きたことを考えると、夜も眠れません。女性に起きたことが、私の息子にも起きるのではないかと心配しています」(施設に息子を預けている母親)

 施設側は地元警察の捜査に全面的に協力しているとの声明を出しましたが、容疑者は特定されておらず、「施設内で女性に近づくことができた人物に対してDNA検査を実施すべき」との声があがるなど、波紋が広がっています。(06日20:11)


ソース
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190107-00000008-jnn-int