60本中14本で、ストーリーをでっち上げ、架空の人物を作り上げた

彼はシリアの内戦孤児の話や、
グアンタナモ米軍基地にある収容所で間違って投獄されたイエメン人が、
14年の間独房に入れられたせいで精神に異常をきたし、
もう釈放されることを望まなかった話などを感情豊かに書いた。

しかしそれらの記事は、今までに会ったことのない人や、話したこともない人の言葉や、
引用を自分が聞いた話として入れ込んでいた。それだけでなく、
全文が作り上げだった記事もあったという。

架空の人物は、記事の核となる中心人物であり、これらのねつ造は他のメディアも影響を受けている可能性がある。

経緯は?
発覚のきっかけは、共著の記事を執筆していたファン・モレノ記者(46)が、
レロティウス記者の取材に不信感を抱き、調査したことからだ。

メキシコとアメリカの国境近くの自警団についての記事で、
武装したトランプ支持派が移民を捉えようとしているという内容のものだった