つまりはこういうこと


性的被害を受けたというウソの証言で約6年も身柄拘束 人が人を裁く刑事裁判の怖さ


8日、大阪地裁で注目すべき判決がある。性的被害を訴えた女性らの虚偽証言に基づいて約6年も身柄を拘束され、再審で無罪となった男性が、
警察や検察のみならず、有罪とした裁判所の責任をも追及している国賠訴訟だ。

【再審無罪までの経緯】

 65歳だった男性は、自宅の集合住宅で、同居していた養女に対し、11歳だった2004年と14歳だった2008年の2度にわたって無理やり性的関係をもち
、胸をつかむなどしたとして2008年に逮捕され、大阪地検に起訴された。

 立件には至らなかったが、この女性はこれ以外にも何度となく男性から性的被害を受けたと述べていた。

 男性は捜査公判を通じて一貫して容疑を否認した。