ゴーン容疑者 税務上居住地オランダに移転
http://www.news24.jp/articles/2019/01/11/10413938.html

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者が、税務上の居住地をオランダに移していたとフランスメディアが報じた。
税の負担を軽減する狙いがあったとみられる。

10日付のフランスの新聞「リベラシオン」によると、ゴーン容疑者は2012年から税務上の居住地をルノーと日産の統括会社の本社があるオランダに移していたという。
フランスでは同じ年に、富裕層の税負担が引き上げられていて、「リベラシオン」は、ゴーン容疑者が、より税負担の低いオランダに税務上の居住地を移すことで、税金の支払いを軽くする狙いがあったとの見方を示した。

一方で、オランダに居住地を設定するには、年間約180日以上の滞在が必要だとして、ゴーン容疑者にそうした滞在が可能だったのかと疑問を呈している。

オランダの統括会社を巡っては、ルノーの一部の労働組合が経営陣が不透明な形で報酬を受け取っていたと指摘していて、フランス政府がルノーに対し、情報開示を求めている。

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