賃金や労働時間の動向を把握する毎月勤労統計の調査が不適切だった問題で、
この統計を基に算定する雇用保険の失業給付などで過少給付が長期間にわたり、
総額が少なくとも数十億円に上ることが九日、分かった。
厚生労働省は精査を進めており、さらに過少給付額が膨らむ可能性がある。
厚労省は過去にさかのぼって不足分を支払う検討を始めた。