併合以前の朝鮮半島

荒川五郎 『最近朝鮮事情』 清水書店、1906年5月。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E8%BF%91%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%8B%E6%83%85

朝鮮人の不潔と来たら随分ヒドイ。てんで清潔とか衛生とかいう考えは無いから、
如何に不潔な家でも、如何に不潔な所でも一向に平気で、濁った水でも構わないどころか、
小便や大便の汁が交じっていても、更に頓着せずにこれを飲む。
実に味噌も糞も朝鮮人には一所である。

家を造るに、壁土の中に馬糞などを混ぜて喜んでこれを塗る。その訳は馬糞をまぜると
壁が堅くなって泥が落ちにくいと言うている。
更に驚くべく信じがたい程であるのは、朝鮮人は小便で顔を洗い、気目がよくなると言うている。
又小便は腎虚や肺結核や解熱等に有効だと言ってこれを用い、
又強壮剤だと言って無病のものでも飲んでいる。いよいよ病気が重くて生きられまいという時は、
大便を食べさすというとも聞いている。何と驚かしいことでは無いか。

塵やゴミがばらけてようが、物が腐って臭かろうが、
食い物には蠅がたかって汚しても、 更に何とも思わないで、年中
風呂に入るの、湯を使うのいうことは無い。

小便壺は大抵室の中に置いてあって、大人でも子供でも、客の前であろうが、
誰が居ても構わずジャアジャアと小便する。又その小便器を口の側に持って寄せて唾を吐き込む。
彼らは久しい慣習で、別に何とも思わぬらしいが、日本人の眼から見れば如何にも見苦しい、
たまったもので無い。