米人乗客 成田行き機内に拳銃と実弾 再発防止求める 国交省

今月3日、アメリカから成田空港に向かう航空機の機内に乗客が拳銃と実弾を誤って持ち込んでいたことが分かり、国土交通省はアメリカ運輸保安局に原因の究明と再発防止を求めています。
国土交通省などによりますと、今月3日、アメリカのアトランタから成田空港に向かっていたデルタ航空295便の機内で、アメリカ人の女性客が客室乗務員に対し「誤って拳銃と実弾を持ち込んだ」と申告しました。
機内に持ち込まれたのは女性が護身用に持っていた実弾が装填(そうてん)された拳銃1丁で、機内で回収されたということです。
成田空港の入国管理局や税関などは空港に到着した女性を入国させず、別の便でアメリカに帰国させたということです。
アトランタの空港での搭乗前の保安検査が不十分だったとみられ、国土交通省は「保安上重大な問題だ」として、翌日4日にアメリカ運輸保安局に対して原因の究明と再発防止を求めました。
アメリカからの便については、おととし、成田空港や羽田空港に拳銃や実弾が持ち込まれるケースが相次ぎ、国土交通省がアメリカ側に対し改善を要請しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190111/k10011774921000.html