>>430
高速炉は軽水炉よりも前にあった技術思想だよ。実際に原子炉として世界で
一番最初に発電に成功したのは軽水炉ではなく高速炉だったくらい。

そのとき先頭を走っていたのはアメリカだったが、そのアメリカで高速炉の
商用開発計画に最初のブレーキが掛かったのはカーター政権の頃だから
1970年代後半。その前後に高速炉だったエンリコフェルミ炉での事故や
TMI事故もあって1980年代から1990年代に入るあたりで完全に終焉モード。

日本がもんじゅを建設し始めた頃には既にアメリカやドイツなど高速炉開発
から撤退し始めた国がいくつもあった時代で、誰も考えなかったというのは
大嘘だね。既にあの時点で高速増殖炉開発なんて進めてはいけないと主張
していた人々は居たよ。少なくとも熊取の連中は当初から反対していたはず。