戦争もしてないのに

⬛擬似・対日戦勝史観の産物

韓国では近年、ドラマや映画それにメディア報道における「日帝モノ」はほとんどが
抗日独立闘争モノである。しかもその内容は日本の官憲をバッタバッタと撃ち殺すような
“戦勝物語”になっている。お馴染みの慰安婦モノだって、最後は日本軍の基地に
抗日独立軍が攻めてきて少女たちを日本軍の魔手から救い出した(たとえば映画『鬼郷』)
という話だし、昨年の映画『軍艦島』も朝鮮人炭鉱労働者が武装決起し、
日本側との戦いに勝って島からの脱出に成功するというものだった。

つまり韓国では今や「勝った! 勝った!」の「対日戦勝史観」が大衆の間で広がっているのだ。
その方が楽しく悩まずにすむからだ。そのポピュリズム史観に乗って大統領も堂々と
自力解放論を主張するにいたった。

近年、韓国世論が日本の自衛艦旗など旭日旗に対し「戦犯旗」などといってしきりに
イチャモンをつけるのも、擬似・対日戦勝史観の産物である。