>>165
薩(鹿児島県)は日和見(上述)、土肥(高知県、佐賀県)も
ピンポイントで非自民、民主系が強くなってきており、
もともと長州ってのは孤立してるんだよ。

幕末だって、尊皇攘夷のカルトテロリスト集団が手の平返しをして、
長州征討で滅亡寸前だったところを九回裏2アウトから
逆転サヨナラホームランを打っただけだから。

一瞬の差し脚、ただのクーデターで権力を手に入れただけだから、
明治維新後も、(薩摩と比較しても)異様に権力に執着して、
陸軍や内務省(警察)を抑えにかかったろ。

それでも長州閥というのはショボくて、
戦前も、昭和の段階で、すでに押されまくっていた。

大正の頃から、すでに薩長史観批判があったのは(内藤湖南など)、
薩長や公家が弱すぎて、佐幕勢力を一掃できなかったから、
華族・士族の支配階層として、そっくりそのまま温存せざるをえなかったからだ。

長州閥の田中義一が、若い昭和天皇に一喝されて内閣総辞職したのは、
それくらい長州閥の立場が弱いからである。(憲法上は、総辞職の必要はまったくなかった)

宮中某重大事件で完敗して、失意の中で死んだ山県有朋も同じ。

生前退位で今上天皇に振り回された安倍晋三もそうだが、
長州閥は基本的に皇室に頭が上がらない。
皇室に朝敵認定されたらそれで終わりだからね。
だから明治天皇替え玉説とか本当に論外、話にもならないんだ。

ちなみに薩摩は将軍外戚・皇室とも縁戚でそんなことをする必要がないから、
どっしり構えている、いつでも自由に日和見もできる、長州と心中する理由は無いんだ。

長州の権力奪取・維持パターンってのは、実は共産党にとてもよく似ている。
マイノリティがあの手この手、合法・非合法な手段を駆使して
権力を奪取して維持するという点でね。

歴史的には、共産党よりも先に行っている。